アバクロのパーカー

アメリカのカジュアルファッションといえばアバクロだ。なのでパーカーでもやはりアバクロは見ておきたいブランド。実際、パーカーはアバクロに人気が集中している。アバクロパーカーの特徴は、なんと言ってもその強烈なビンテージ感、ユースド感に尽きる。強烈に自己主張するコットン素材、デニムにも似て周りとの協調性はゼロ、どこまでもまっすぐに伸びる柔軟性のなさ。こいつに言うことを聞かせるのは並大抵ではない。

アバクロパーカーのコンセプト

アバクロパーカーのコンセプトは信仰にも似た強烈で徹底したカジュアル志向にある。その結果、アバクロパーカーには独自のビンテージ加工がされるようになった。このアバクロのビンテージ感の出し方はとても凝ったものになっており、なかなか他のメーカーの追随を許さないし、一見の価値がある。こうした努力の結果、アバクロのビンテージデザインはアメリカで大人気となり今の地位を不動のものにした日本でもファンは多い。今まさに絶頂期にあるかに見えるアバクロだが、これからのアイディアや技術に世界中の期待が集まっている。アバクロのユースド感あふれるパーカーの加工アイディアをみてみると、首周りの色褪せの仕方、ぼろぼろの胸の装飾、全体的に汚れたような加工、フード部分の金具、長く使い込んだような雰囲気、長く大切に着られていたような雰囲気、わざと施したペンキ跡、そで口や全体的な擦り切れ具合、等々が目立つ特徴になっている。

アバクロを中心としたアメリカブランド

アバクロだけでなく、アメリカのカジュアルブランドではこのビンテージ感に対する思い入れは強烈だ。アバクロ、ホリスター、アメリカンイーグル等では独自のビンテージ加工がされている。商品によっては色ムラや擦れ、穴あき、毛玉、皺、香水の匂い、破れ等の加工が施されている場合がある。コレがアメリカンビンテージファッションの特徴。アメリカ人の好みなんだ。パーカーほど人気のあるアイテムはない。ジーンズと双璧だろう。その他様々な様々なパーカーのブランドを挙げておく。名のあるブランドを挙げておく。ドレステリア、ナンバーナイン、ミスターハリウッド、アディダス、チャンピオン、ゴアテックス、sly、supreme、stussy、等々。パーカーほどオールラウンドなアイテムはない。アウトドアには必需品だし、タウンジャケットとしてもカジュアルなものからフォーマルなものまで、老若男女を問わず利用されている。